サン・ジャシント(アヴェイロ)でトレッキングーNatural das Dunas de São Jacinto
夏休みも後半の先週、サン・ジャシント(São Jacinto)を目指すことに。今回の目的地はReserva Natural das Dunas de São Jacinto(サン・ジャシント砂丘自然保護区)。サン・ジャシントは大西洋とアヴェイロの入り江に囲まれた半島の先端に位置し、アヴェイロ港からフェリーで15分程度で行けます。フェリーがJR水戸線レベルの頻度でしか発着しないので(時刻表と料金表)、遅れないように時間を気にしながら、自転車をこぎこぎアヴェイロ港Forte da Barraに到着。もう乗船が始まっています。ちなみに乗船は先着順。人(自転車の人は人の列に並びます)も車もフェリーが港に入ってくるまで所定の位置で列を作って待ちます。
乗船時間15分程度なので、船内に入らないでフェリーの船首・船尾付近から外の光景を眺めているうちに到着です。サン・ジャシントでフェリーを降りると、向かって右手にレストランやカフェが立ち並んでいます。ここで、シーフードのランチを愉しむもよし、ビールとおつまみ片手にのんびり入り江に入ってくるボートを眺めるもよし、ひたすらのんびりできる空間です。
サン・ジャシント自体はとても小さな集落で歩いてでも移動可能ですが、歩くとそれなりに時間がかかるので、最近我が家では自転車で移動するスタイルが定着しつつあります(もちろん、車でもOK)。
さて、話を戻して、今回の我らが目的はサン・ジャシント砂丘自然保護区。フェリー乗降場からN327を1km超北上した左手にそのエントランスがあります。
中へ入っていくと、受付があるので無料ですが必ず一声掛けて入って行きましょう。パンフレットをくれ、必要事項の説明をしてくれます。2020年8月現在、赤のコース(7.5km)と緑のコース(3.5km)の2つのトレッキングコースがあり、我々は赤のコースを歩いてみることにしました。ガイドを付けることもできるようなので、興味があれば事前の問い合わせをお勧めします。
専門的なことは全く分かりませんが、見所は砂丘とその植生でしょうか。木陰に隠れた場所が多いのと高低差がないので、夏でも比較的楽に、かつ気持ちよく歩けます。ちょっと散歩したい時に最適でしょう。
コースの所々に別途見所が…
自然保護区で歩いてお腹を空かせた我々は、勢いランチへと…。しかし、最近レストランは非常に混み合っていて(コロナ禍で席数減も理由の一つかもしれません)、人気レストランは直前だと当然のように断られます…(夏場は、早めの予約をお勧めします)。という訳で、何とかテーブルの取れたレストランで、2人分で3-4人は食べられそうな量のカルデイラーダ(魚とジャガイモの煮込み料理)にヴェルデ(ワイン)で済ませました。
尚、サン・ジャシントには、フェリー乗降場から西に抜けると大西洋に面したビーチもあります。砂浜の砂は少し荒い印象ですが、人が多くないので落ち着きます。
帰りはフェリーを待つ間にビール片手におつまみでも。
もしあなたがアウトドア派で、アヴェイロではウナギのカルデイラーダを食べ、オヴォス・モレスやフロール・デ・サルをお土産に買い、コスタ・ノヴァで縦縞の家並みを見てシーフードも堪能したけど、明日あと一日どうしようかな…、と思ったら、サン・ジャシントはどうでしょう。