ドウロ、トラズ・オズ・モンテス地方の愉しみ方

ポルトガルに旅行するならドウロ地方もオススメする理由ーAs razões que não deve perder Douro na sua viagem para Portugal

2022/02/04
 
ドウロ
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ポルトガルと言えば、ツアーでもスペインのついで(!?)扱いを受けたりすることが多い地味な国。確かにはるばる日本からヨーロッパでもポルトガルだけを目指して旅行というと軽くマニアック感漂いますねー、私個人はそんな方に親近感を抱きますが…(笑)。でも、もし仮にポルトガルに旅行に行くという希少な方がいらっしゃったら、街並みの素敵なリスボン・ポルトだけでなく、騙されたと思ってその旅に是非ドウロ地方も加えてみてください!その理由とは…

1.ポートワインの生産地のワイナリー見学ができる!

皆さん、ポートワインをご存知ですか?私は田舎からぽっと出の大学1年生の時に、友人に連れられて背伸びして入ったドレスコードのある渋谷のバーで初対面。慣れない場所でとりあえず何をオーダーしようかと半ば焦りながらメニューに目を走らせ、ポートワインという名前を見て、当初ポルトガル語学科だった私は名前がポルトガルっぽいという安易な発想でポートワインを注文。バーテンダーさんがサンデマンのマント男ロゴのボトルからグラスに注いでくれるのをガン見しながら、ちょっと量が少ないんじゃないの…などと内心茶々を入れつつ、本当にポルトガルと関係があることを知りちょっと感動。目の前に置かれたこじんまりしたグラスからおそるおそる一口…?!甘くて美味!甘いもの好きの女子ウケするその味に更に感動!そして、通常のワインと異なり、ブランデーを注いだアルコール度数20度前後の酒精強化ワインなので、気前良く注がれなかったことに納得。

ドウロ地方はこのポートワイン生産法定区域を擁する地域で、その区域で生産されたものだけがポートワインを名乗れるという意味で、その生産地にあるワイナリーの生産工程を見学してそこで生産されたワインをテイスティングできるというのは、面白い体験と言えます。尚、ドウロ地方はポートワインだけでなく、通常のワインも生産してるので、そのテイスティングも可能です。ちなみに、その年の天候により多少のずれはありますが、大体9月から10月初めにかけてが葡萄の収穫時期となり、この時期はワイナリーによっては葡萄の収穫や葡萄踏み(通常機械でやる葡萄の破砕・圧搾を実際に人が足で踏んで行う)を体験させてくれたりします。ツアーガイド曰く今でも高品質のワインは実際に足踏みするとのこと。また、この時期を逃しても、ワイナリーでの宿泊や食事、見学ツアーは可能なので、一味違った旅が楽しめます!具体的なワイナリー情報はこちら

キンタ・ダ・パッシェッカ

キンタ・ダ・エルヴァモイラ

キンタ・ド・パナスカル

キンタ・ド・パナスカル

2.世界遺産ドウロ渓谷の景観が圧巻!

そしてドウロ地方の魅力は何よりもドウロ渓谷の景観!世界遺産に登録されたドウロ渓谷の葡萄畑の景観は一度見ておいて損はありません!葡萄畑がドウロ渓谷に存在するため、一帯が川に向かって傾斜し、段々畑を形成していて見応えがあります。ドウロ川を走るフェリーや川沿いを走る鉄道から、車なら様々なスポットからドウロ渓谷を臨めます。

3.ポルトから日帰り可能なアクセス!

ドウロ地方へのアクセスは以下が考えられます。ポルトからだと、1)電車でPeso da Régua(レグア)まで約2時間、Pinhão(ピニャン)まで約2時間半、2)バスでVila Real(ヴィラ・レアル)まで1時間15分、ヴィラ・レアルで乗り換えてレグアまで25分(時間によっては直行便あり)、3)車なら高速A4でヴィラ・レアルまで行き、そこから高速A24にのってレグアまで1時間20分。又は高速A4にのり、ヴィラ・レアルより手前のレグアと表示されている出口を出てローカル道をレグアに向かう方法もあります。時間に余裕があって景色を楽しむにはいいですが、曲がりくねったローカル道を結構な距離走ることになるので、約2時間かかります。リスボン方面からだとヴィラ・レアルまでバスで5-6時間、その後バス又は車でレグアへ。ドウロ渓谷観光の入口であるレグアに着いてもそこからお目当てのワイナリーまでは結局車での移動が必要になると思われるので、特にお目当てのワイナリーがなく効率性重視の場合は、ポルト発着の日帰りツアーが楽ちんかもしれません。また、ポルト発着のドウロ日帰りクルーズという、ドウロ川のポルト・ドウロ間を往路フェリー、復路電車(又は往路・復路逆)で移動するツアーもあります。

以上、近くまでお越しの際は是非ドウロ地方まで足を延ばしてくださいね!お待ちしています!

 

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