ドウロ、トラズ・オズ・モンテス地方の愉しみ方

ヴィラ・レアルを歩くーVila Real

2019/11/30
 
ヴィラ・レアル
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近いうちに日本からヴィラ・レアルを訪れるという貴重なお客様がいらっしゃるので、この機会にヴィラ・レアル基本情報を紹介していきたいと思います。

1.ヴィラ・レアルとは

ポルトの東100km弱に位置する内陸の街。街を含む地区全体の人口は51,850人(Pordata2011年データ参照)。ポルトからヴィラ・レアルを通って北はブラガンサ、南はレグア方向に道路が敷かれていることもあり、トラズ・オズ・モンテス、ドウロ地方への起点となっています。

2.アクセスについて

廃線後の駅は残っていますが、現在電車は通っていません。という訳で、公共の交通機関を使う場合には、アクセスはポルト・リスボンいずれからもバスということになります。

(ポルトから)
Rodonorte社(http://www.rodonorte.pt/en/)、Rede Expressos社(https://www.rede-expressos.pt)のバスがポルトからヴィラ・レアルまで走っています(前述のサイト右上ENをクリックすると英語になります)。但し、2019年11月25日以降、両社は個人輸送業務につき統合され、オンラインでチケットを入手するなら、Rede Expressos社のサイトにアクセスして購入しましょう。チケットはバスターミナルの窓口でも買えますが、基本的にオンラインの方がお得です。片道、所要時間約1時間半、料金10ユーロ。往復値引き、オンライン値引きあり。ちなみにRodonorte社のバスは、切符に記載されている座席番号通りに座る人はまれで、皆好き勝手な場所に座っているので、座席番号は実質的にバスの定員管理のためだけに機能しているということでしょうか…。

(リスボンから)
Rodonorte社、Rede Expressos社等のバスがリスボンからヴィラ・レアルまで走っています。片道、所要時間約5時間、料金20ユーロ強。往復値引きあり。

3.ヴィラ・レアル到着後の市内へのアクセス

(バスターミナル)

ヴィラ・レアル

ヴィラ・レアル

長距離バスのバスターミナルは一ヵ所で、ここに複数のバス会社が乗り入れています(4.ヴィラ・レアルの地図上、Rua Dom António Valente da Fonseca/ドン・アントニオ・ヴァレンテ・ダ・フォンセカ通り沿いの方)。パリやマドリッド行きのバスも止まります。街の中心まで徒歩で5分程度。バスターミナルの出入口前にLordelo行き及びUTAD(大学)行き1番、UTAD行き(週末は大学には行かずショッピング・モール又は大学手前まで)4番、UTAD経由Zona Industrial行き3番のローカルバスの停留所があります。宿泊先が決まっていて荷物が多い場合はターミナル出入口付近でタクシーを拾えます。

4.ヴィラ・レアルの地図

市役所のサイトで地図が見られます。
ポルトガル語だけ、かつ観光スポットが抜けていますが、街の全体像を把握するという目的は満たしてくれるかも。
下のリンクをクリックすると出てくる画面の一番左の双眼鏡マーク”ROTEIRO DA CIDADE”をクリックしてください。
http://www.cm-vilareal.pt/index.php/mapas-e-roteiros

地図の左にマークの説明が入っているので、いくつか主なものだけ日本語訳。但し、この地図、観光案内書の場所がアップデートされていないので、気を付けてください。正しい場所は、街のメインストリートAv. Carvalho Araújo(カルヴァーリョ・アラウージョ通り)のタクシー乗り場(地図上)の向かい側辺りです。

Biblioteca 図書館 Olaria Negra de Bisalhães ビザリャンイス黒陶器
Bombeiros 消防署 Parque de Campismo キャンプ場
Câmara Municipal 市役所 Parque de Estacionamento 駐車場
Cemitério 墓地 Parque Infantil 公園
Farmácia 薬局 Posto de Correios 郵便局
GNR/PSP 警察署 Praça de Taxis タクシー乗り場
Hospital 病院 Terminal Rodoviário バスターミナル
Mercado Municipal マーケット Tribunal 裁判所
Posto de Turismo 観光案内所 Universidade 大学

5.路線バス

ヴィラ・レアル
ヴィラ・レアルを走っているのはUrbanos(ウルバーノス)社のローカルバスです。以下のサイトで路線図が確認できます。
http://www.urbanosvilareal.pt/pt/linhas/

念の為、以下に主なバスルートとその主な停留所を示しておきます(観光時に使いそうな停留所名は太字)。マーケットや裁判所ならどんなバスでも止まるということですね。尚、バスは乗る際にお金を払って乗ります。何度も乗る場合はプリペイドカードを市内販売所で買うことも可能。停車場所を放送も表示もしてくれないので、乗車の際に運転手さんにどこで降りるか念押ししておきましょう(笑)。

バスルートの種類 主なルート

1番

Lordelo⇔UTAD

Lordelo-Hospital-Terminal Rodoviário-Tribunal-Mercado-Mateus-UTAD

ロルデロ-病院-バスターミナル-裁判所-マーケットマテウス-大学

2番

B. do Boque⇔P. de Cunhos

Bairro do Boque-CC Dolce Vita-Av. Europa-Mercado-Tribunal-P. de Cunhos

バイロ・ド・ボスク-ショッピングモール‐ヨーロッパ通り-マーケット-裁判所-パラーダ・デ・クニョス

3番

Flores⇔Zona Industrial

Flores-Igreja S. Pedro-Mercado-Tribunal-UTAD-Aeródromo-IEFP

フローレス-サン・ペドロ教会-マーケット-裁判所-大学-飛行場-IEFP

4番

Montezelos⇔UTAD 

Montezelos-Mercado-Tribunal-Av. Europa-CC Dolce Vita-UTAD

モンテゼロス-マーケット-裁判所-ヨーロッパ通り-ショッピング・モール-大学

尚、街の中心部のみを散策するならバスは必要ありません。

6. ヴィラ・レアルに来たら個人的に見て&食べておいたらいいと思うもの

Casa de Mateus(マテウス館)

 

マテウス邸 ヴィラ・レアル

マテウス邸 ヴィラ・レアル

マテウス・ロゼ

ベタですが、わざわざはるばるヴィラ・レアルまでやって来たなら、こちらへ。やはり日本人の私達にとってこの街の中で一番馴染みがあるのがこれではないでしょうか。春になり気温が上がってきて最近我が家でも飲む頻度が上がってきましたが、マテウスロゼのボトルのラベルの建物はこのマテウス館なのです。

ポルトのグレゴリウス塔と同じ建築家ニコラウ・ナソーニによるバロック様式の邸宅です。尚、マテウス館のサイトにワインの記載がありますが、これはマテウス館オーナーのワイナリーで製造されるワインで、マテウスロゼではありません。マテウスロゼはソグラッペ社が製造しており、マテウス館の外観をラベルに使用する権利を使用しているだけなのですね。以前はその対価としてそのワイナリーで採れる葡萄を買い取る契約だったものがその後、外観使用料を支払って使用…といろいろと過去には事情があったようですね。ちなみに、私が一度訪れた際には館内に一つだけ日本からの家具があると案内されました。興味があればガイドさんに聞いてみてください。

(行き方)
Urbano社バス1番「UTAD行き」に乗り「Mateus(マテウス)」で下車。街の中心からバスで約15分。バス停を降りたらそのまま直進すると右手に入口。入場料・ツアーガイド(英語有)についてはサイト参照。
http://www.casademateus.com/sightseeing-wine-tourism/sightseeing-registration/?lang=en

Covilhete(コヴィリェッテ)

コヴィリェッテ

ヴィラ・レアルの街のカフェならどこででも売っています。ペイストリー生地の中に牛挽肉が入ったもので、他のパン類に比べて大きさは控え目。カフェでは甘いもの系(Doce)、又は甘くない系(Salgado)のパンが食べられますが、内陸部のカフェは沿岸部に比べてどちらかというとコヴィリェッテやPastel de Chaves(パステル・デ・シャーヴェス)等、甘くない系が主流。買って持ち帰ってもいいし、Café(カフェ、いわゆるエスプレッソコーヒー)は1杯60-70センティモ(1ユーロ=100センティモ)程度なので、中で休憩してもOK。ちなみにカフェだと濃いという場合は、Garroto(ガロット)、通じない場合は、Pingo(ピンゴ、カフェにミルクのピンゴ(滴)を垂らしたものーミルク多めが好みならPingo Clarinho(ピンゴ クラリーニョ))と言えばカフェと同じ大きさのカップにミルクを足したカフェが出てきます。ちなみに、こちらでは農産物が日本に比べて安いので、フルーツの搾りたてフレッシュジュースも手頃な値段で飲めますよ。

ビザリャンイスの黒陶器

ビザリャンイスの黒陶器
その製法が2016年にユネスコ世界遺産に登録された地元産の陶器。興味があれば是非足を運んでみてください。
https://goen-portugal.com/blog/barro-preto-de-bisalhaes/

番外編1ーSé(司教座聖堂)のパイプオルガン演奏会

月に1回教会でパイプオルガン(2,180本のパイプ)の演奏会が行われています。ポルトガルらしく21時スタート。入場料無料。演奏会の日程は教会の出入口に貼ってあります。ちなみに今年の予定はこうなっています↓。

ヴィラ・レアル

番外編2ー市民の憩いの場

ヴィラ・レアル

ヴィラ・レアル

自然に囲まれてちょっと休憩ならParque Corgo(コルゴ公園)。コルゴ川沿いの遊歩道を地元民がジョギングしたりウォーキングしたり、犬の散歩をしたりしています。もし、サッカーの国際大会でポルトガル戦のある日にヴィラ・レアルにいたら、Jardim de Carreira(カレイラ庭園)を覗いてみてください。大スクリーンで地元民に混じって観戦というのも面白い体験かも。

番外編3ーマーケット

メルカード(ヴィラ・レアル)

フェイラ(ヴィラ・レアル)

海外に行くとマーケットを見たいと思う人のために一応情報として入れておきます。ヴィラ・レアルのマーケットは週2回火曜日と金曜日の午前中に開きます。街の中心にあるのは食品のマーケット。食品以外のマーケットはLordelo行き1番のバスに乗ってQuinta da Petisqueira(キンタ・ダ・ペティスケイラ)下車目の前。

7.その他

ポルトと同じ気候と思って出掛けるとビックリ!ということも。年間気候についてはこちら

ヴィラ・レアルの年間行事の中で大規模なものは、Santo António(サント・アントニオ祭)とここ4年連続して行われている国際カーレース大会WTCR(World Touring Car Cup)です。街をあげてのカーレース、2019年は7月5日~7日の日程で行われる予定です。

 

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