ポルトガルでTripas(トリッパ)と言ったら?ーTripas em Portugal
ポルトガルでTripa(トリッパ)と言ったら何を思い浮かべますか。ちなみにTripaとはポルトガル語で腸という意味。
まず有名どころでは、Porto(ポルト)の “トリッパス・ア・モダ・ド・ポルト(Tripas à moda do Porto)”でしょうか。所謂、ポルト風モツ煮。モツ、白インゲン豆、ブラッドソーセージのような腸詰系、ニンジンや玉ねぎ等の煮込みです。モツというと怯む人もいるかもしれませんが、私のポルトガル北部オススメ料理の一つ。クミンが適度に効いていると尚美味しい!
では、ポルトから70km強南下したAveiro(アヴェイロ)でトリッパと言えば何でしょう?クレープ生地の中に好みのトッピングを挟んで食べるデザート。アヴェイロの街中の店やÍlhavo(イリャヴ)の海岸沿いーBarra(バラ)やCosta Nova(コスタ・ノヴァ)ーの屋台で買えます。結構な大きさなので、ガッツリ甘いものを食べたいときには最適。市販のチョコレートコーティングのアイスを巻いたトリッパが私のお気に入り。最後にシナモンを振るかどうか好みを聞かれるのでたっぷり振ってもらっちゃいましょう。尚、アヴェイロ近辺でのご飯は、こちらをどうぞ。
おっと、いかん、いかん、連続してポルトガル沿岸部の話題になってしまったので話を内陸部に戻して、トリはVila Real(ヴィラ・レアル)の “トリッパス・アオズ・モリョス(Tripas aos molhos)”!ハムを牛の胃袋・腸で巻いて玉ねぎで煮たものです。この肉肉しいメニュー、いかにも内陸部ですねー(笑)。ヴィラ・レアルにお立ち寄りの際には話のネタにどうぞご賞味あれ。