「フィズガズ・デ・エルメーロ(滝)」トレッキングコース(アルヴァン自然公園)ーPercurso Pedestre “Fisgas de Ermelo” (Parque Natural do Alvão)
ヴィラ・レアル(Vila Real)の我が家から車を10分も走らせたところに、アルヴァン自然公園(Parque Natural do Alvão)があります。ここはまさに自然そのままの場所で、週末に体を動かしたいときには、ここの道ともつかぬ道や岩場を歩くだけでもちょっとした運動になります。この時期黄色やピンク色の花が山肌を覆い、春の訪れを直に感じることのできる場所でもあります。
さて、そんなアルヴァン自然公園には、「フィズガズ・デ・エルメーロ(滝)(Fisgas de Ermelo)」トレッキングコースがあります。2016年に整備・開通したこのコース、一度行ってみたいと思いながら春の訪れを待ち続けた末、やっと念願叶ってチャレンジすることになりました。5歳児を連れて高低差444m、総距離12.4kmのコース。大丈夫かなーと心配する夫を尻目に、我を貫き通すはた迷惑な体育会系母を持ってしまった不幸な息子は、この苦行(!?)に無理やり付き合わせられることに。
このコースのスタート及びゴールは、モンディン・デ・バスト(Mondim de Basto)の村、エルメーロ(Ermelo)です。ちなみにモンディン・デ・バストはミーニョ(Minho)地方のアーヴェ(Ave)に位置します。ブドウの木もドウロ地方に比べ背が高め、ヴィーニョ・ヴェルデ(Vinho Verde)の産地になります。
よーっし、スタート地点に来たぞー!と気合いの入る私。石造りの家が立ち並ぶ村の通りから途中で左に逸れて山道に入ります。これに気付かず直進しそうになったところで、村のオジさんが「おーい、こっちだよー!」。ちなみにコースでは適所に黄色と赤でルート表示がされています。ご存知の方には今更情報かとは思いますが例えばこんな感じ↓↓↓。
エルメーロ村近辺は木陰があってとっても快適!
ですが、滝のある頂上付近はほぼ日陰がありません↓↓↓。日焼け止めとサングラスは必須です!私は4月末の太陽で日焼け止めを塗り忘れた首回りとサングラスをかけなかった目をやられました。あと、水は多めに準備していきましょう!
道すがら、この時期様々な草花が目を楽しませてくれます。
この地域ではスレート(屋根等に用いられる岩石)も沢山見られ、途中こんな山道もありました↓↓↓。
そして、丁度歩くことにマンネリ感を感じ始めた頃に、いきなり疲れを吹き飛ばすこんな出会いもあります!
頂上に近づくにつれ、このトレッキングコースの最重要目的の滝も近くなってきます。
ランチは日本人らしくおにぎりを滝のそばの水際で。ついでに水浴びもいいですねー。この時期まだ水はかなり冷たいですが、夏なら水着持参しちゃいましょう!
トレッキング再開。川沿いを歩いて行くと集落に着きました。牛が青々と生い茂る草の上で戯れるのを横目にそのまま前進。
ゴールのエルメーロ村まではあともうちょっと!
5歳の息子は途中2度程少しおんぶが必要でしたが、大半完走ならぬ完歩。幼いお子様のいらっしゃる方の参考になれば…。もう二度と行きたくない、と本人は言っていますが…(笑)。