ドウロ、トラズ・オズ・モンテス地方の愉しみ方

ポルトガルのサッカー青田刈り2

 
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この夏息子の周辺が何となくざわざわ。一つ目は進学。この9月から息子は現地公立校の5年生。小学校が6年生まである日本とはシステムが異なり、こちらは4年生までが一区切り、その後5年生からは別の学校に進学します。4年生ももう終わりという頃、5年生からどのクラスに入ることになるのか心配なママ達から(子供ではなく笑)、探りが入り出しました。「○○(息子の名前)はどの学校に進学する予定?」普通に公立に進学させる予定ですが何か?

進学後のクラスメートと馴染めるのか心配なのかな?とか私なりに解釈している横で、夫曰く、学校によっては同じ敷地内に9年生まであって上級生に絡まれたりする可能性があって親は心配だから、よく知ったクラスメート同士で集まっていれば、心配が減るんだとのこと。ま、私も「不良少女と呼ばれて」世代なので、通った公立中学校では確かにいろいろあったような(ちょっと体育館裏においで…とか笑)…。理由はともあれ、結果的に小学校の同じクラスがそのまま5年生に持ち上がったようで、旧クラスのママWhatsAppグループは、皆一様にほっ♪

そして、もう一つのざわざわの原因は、サッカーです。アンダー12(ポルトガルでは暦年でカウント)からは(え、5年生なのにアンダー12?と思われた方さすがですね、その理由気になる方はこちらをどうぞ)今までと異なり、試合もサッカー連盟により正式に取り扱われるらしく(審判も今までのように適当!?ではありません…)、所属するクラブチームからチーム編成前のトライアウトの招集が掛かりました。つまり、サッカーしたい人は誰でもどうぞ!ではなくなる訳です。昔ながらのクラブ活動レベルのスポーツしかしてこなかった私にとっては、10歳でこのような現実が突き付けられることは結構衝撃的なのですが、サッカーにかかわらず皆がマジメに取り組んでいる世界は、どんなことであろうとそういうものなのかもしれません。

そんな訳で、我が息子の所属する地元の普通のクラブチームでは、アンダー11までは上手下手にかかわらず全員に試合出場の機会があったのが、アンダー12になった途端通常のプロのごとく実力が問われることになり、トライアウトの段階でどのポジションにつけるかを検討しながらチーム編成が行われることに…シビアですな…。そして、単に各クラブチームでトライアウトが行われるというだけでなく、他のクラブチームも真剣にチーム構成を検討しているので、この時期、水面下で他のチームからスカウトの声が掛かったりもします。何が本人にとって一番いいのか…は本人にとっても親にとっても頭の痛い問題です。より質の高い練習が可能な競争の激しい強いチームの方がいいのか、コンスタントに試合に出られる可能性が高いチームの方がいいのか…。結局我が家は息子の希望に沿っての選択と相成りました。

「お母さん、(アカデミアに入るまでの)あと2年、(ポルトガル一部リーグの)クラブチームに入れなかったらサッカーはやめるよ」え、マジ…ちょっと思い詰めすぎじゃないか…(一通り呼ばれたトライアウトに参加してはきたもののいまだ一部リーグのクラブチームへの加入が決まらず落胆中…)。そんな親の心配をよそに、先日は旧クラスメートのお姉さんがイギリスのケンブリッジ大学に通っていると聞きつけて、「大学はケンブリッジに行くから!」と息巻いていたので(切り替え早っ)、夢は大きくまさにクラーク博士「Boys, be ambitious!」ですな(笑)。息子よ、母はサッカーに限らずあんたが健やかに幸せに自立してくれれば万々歳やで~♪

 

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