カーニバルの食事ーRefeição de Carnaval
2月最後の週末はカーニバル、ここVila Real(ヴィラ・レアル)でも公立学校がカーニバル休暇に入る前日に小学生・幼稚園児がアナ雪やスーパーマン、カウボーイに変身して街を練り歩きました。
そして、我が家のカーニバルの週末は、Macedo de Cavaleiros(マセード・デ・カヴァレイロ)近辺の村にある家に親戚含めて家族で集合。というのもこの時期、ここTrás-os-Montes(トラズ・オズ・モンテス)地方Bragança(ブラガンサ)地区ではButelo(ブテーロ)とCasulas(カズーラス)を食べる習慣があり、この地方で生まれ育った義母の指揮下、正月の雑煮のごとくその習慣を毎年死守し続けるのが恒例となっているからです(笑)。
まず、ブテーロとはこれです。↑↑↑
骨がザクザク入っているのが見えるでしょうか?豚の背骨や肋骨といった骨部分と骨にくっついた肉部分を一緒くたに混ぜて膀胱や胃袋にぶち込んだ腸詰ならぬ、膀胱詰、胃袋詰。というわけで、食卓に乗る頃にはこんなふうにバラバラ事件状態ですが、購入し鍋で煮るときは普通に大きな詰め物です。
こんな感じです↑。ちなみに、ブテーロの上に載っているのがカズーラスです。カズーラスとは、インゲン豆の鞘を干したもので、ブテーロの2度目の煮汁(1度目の煮汁は塩っ辛いので捨てるらしい)でジャガイモと一緒に茹で、ブテーロと一緒に食卓に供されます。最後にたっぷり地元のヴァージンオリーブオイルをかけて、召し上がれ。丁度この時期ブラガンサ(Bragança)の街中で ”Festival de Butelo e das Casulas” という市が立つので、そこでブテーロやカズーラスは入手できます。規模は小さいですが、地元産の素朴なパンや生ハム等、目を楽しませてくれます。