ドウロ、トラズ・オズ・モンテス地方の愉しみ方

ポルトガル、コロナ第3波

 
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先週学校から帰ってきた息子が、「今日、先生がマリアンナ(仮名)にお母さんがどこにいるか聞いたら、美容院にいるって言ってた」と、話し出しました。なぜクラスでそんな話になったのか知る由はないけれど、子供は悪意なく本当のことを話してしまうので、うっかり変なことは話せないなあ…とこっそり苦笑。

ポルトガルでは、直近のクリスマス期間中、特に移動制限が敷かれなかったことが災いしてか、1月のコロナ新規感染者数の増加が著しく、先々週辺りから、また日々の生活における制限が厳しくなってきました。まず、レストランや美容院、その他食料品といった必需品を除く店舗が営業できなくなりました。冒頭の話は、美容院が営業制限を余儀なくされた週で、要するに美容師であるマリアンナのお母さんは、政府から発表された対応策を無視してお店を開けているということですね。

その一週間前、美容院営業制限が発表されることが分かった日に駆け込みで美容院に行った人が、「店を閉めろと言われたって収入補償が決まっている訳でもなし、営業を継続しないと食べていけないんだから、店は開けるつもり」と美容師さんが話していたと言っていたことを思い出しました。コロナ禍で人的接触を最小限に抑える必要性がある一方で、国をあてにできない中、自分の身は自分で守らなければならないというのももっともで、バランスをどうとるかが難しい…。

とは言え、依然、仕事ではテレワーク推奨、学校では対面式授業の継続、発表される対応策が日々の生活に与える影響にあまり大きな変化はなく、政府関係者が個人の責任感ある行動を訴えるものの医療現場の危機感が一般市民に浸透しないまま、ポルトガルは、とうとうイスラエルを抜いて、人口100万人当たりのコロナ新規感染者数世界一位という不名誉な記録を達成。そして、先週金曜日から、教育は対面式で行うという理念(?)だけは貫くべく、15日間学校が全面的に閉鎖と相成りました。

少なくとも、私の知る限り幼稚園から大学まで公立の学校ではオンライン授業も行われず、子供達は完全に自宅待機。昨年は、比較的速やかにテレビやオンライン授業に移行したことを勘案すると、財政的理由なのか、どこかから大きな力が働いているのか、年齢関係なく大学から小学校まで包括的に対面式授業にこだわりを示し始めた政府の対応理由の本当のところは何なのでしょうね(⇒1月25日現在オンラインに移行することになったようです)。

そして、昨日は大統領選投票日。投票率は4割切ってこちらも新記録。ここポルトガルでは大方の予想通り現大統領(首相ではないですが)が再任されましたが、各国の首脳の危機への対応能力が試される日々がまだしばらく続くのでしょう。

 

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