トラズ・オズ・モンテスは栗拾いの季節ですーApanha de castanhas
義母が栗の収穫にトラズ・オズ・モンテスに来るというので、我が家も栗拾いに参戦することにしました。トラズ・オズ・モンテスのテッラ・フリア(terra fria:直訳すると寒い土地)ではこの時期栗の収穫期です。この地域はポルトガル国内でも有数の栗生産地でそこで採れる栗はDOPにも登録されています。
栗拾い参戦前に腹が減っては戦は出来ぬの勢いで現地近くの村のレストランに入ったら、まだ12時になったばかりなのに、店の中は午前中の栗拾いを終えてお昼の休憩にやって来た人達であっという間に混み合いました(この地域ートラズ・オズ・モンテスーは農業従事者が多いからか、ランチは都市に比べて早いとのこと)。
農作業の合間の昼ご飯らしく、皆、赤ワインにジャガイモ、パンという内容です(店ではこの日はサラダもスープもなかった)。皆店の常連らしく店内の勝手知ったるとばかりに、肉の焼き具合が気に入らなければ自分で店内の大きな暖炉に肉を焼きに行ったり、パンが足りなくなったら調理場に入ってもらって来たり、食器が足りなかったら店内の食器棚からとって来たり、まるでレストランというよりは、自宅の居間兼食堂の様相。面白すぎる!
さて、食事を終えて早速本日のメインイベントに向かいました。
栗は栗拾いとその名の通り、この地面に落ちたイガの中や外の栗を手で拾っていきます。今年は今までになく大量の出来高だったようで、義母は先週末に続き今週末もこの作業のためにトラズ・オズ・モンテス入り。張り切ってお手伝いを申し出た割には1本の木の周りさえ完了できず戦力外通告…かと思いきや、来週もお手伝いに参じることになりました。来週こそは頑張ります!