ドウロ、トラズ・オズ・モンテス地方の愉しみ方

ポルトガルの学齢に悩まされる

 
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「もしもし、ディオゴ・カン(学校名)ですが、○○(息子の名前)くんのお母さんですか?」公立学校の事務局からの電話だ、きたきた。「残念ながら○○くんは来年度小学校には入学できないことになりました」あー、やっぱりー。進学の節目にいつも直面するこの問題。日本では学齢が4月2日生まれを境に一律で決まっていますが、ポルトガルでは、小学校ならその年の9月15日までに6歳になる子供、但しそれ以降の9月16日から12月31日までに6歳になる子供も親の申請があり定員に空きがあれば入学できることになっています。

で、うちの息子はというと誕生日が10月初め。すなわち小学校が始まる9月にはまだ5歳だけれど、特例(?)で空きがあれば進学が可能なのです。そうすると何となく(子供の成長度とは関係なく)親としては早めに進学させたくなるのですが、この通り今回も叶わず。「今回も」というのは、幼稚園の入園も同様に、3歳になる年に公立幼稚園に入園を試みて叶わなかったのです。この時は、代わりに私立に入園させることで対応しました。

さて、今回はどうしよう。そして、ふと自分が子供だった頃のこと…2月の早生まれで、多分小学校2年生くらいまで周囲のレベルについて行けていなかった私…を振り返り。感覚としては、まだ目が覚め切っていない、先生が言っていることも分かっているのか分かっていないのか、と疑問符がつくような子だったと思います(今でもでしょ!とのツッコミ謹んでお受け致します笑)。で、うちの息子はというと、夫曰く「君と違って(ふんっ、失礼な!)目が覚めているよ」。でもねー、日本でいうと4月生まれみたいなもので、仮に今年入学できれば超早生まれ状態(?)になる訳で、それはそれでどうなんだろう、と思ったりもするわけですよ。

来年度幼稚園生活に飽きてつまらなくなってしまうのではないか、と危惧する夫。その横で自分の息子にとって何がいいのか答えが出せない私。何と言っても子供の1年は40代のオバサンの1年とは全く意味が違う訳で…。さて、小学校に進学が叶わなかった話を帰宅した息子にしたら、「今行っている幼稚園はいい所だからこのままでいいよ!」とあっさり。他に合理的選択肢がある訳でもないので、最終的には、そんなに急がなくてもいいんじゃないか、と結論付けることに。何てったって、人生は前向いて歩いてさえいれば、必ず最後にはうまくいくようになってるから。

それにしても、日本のように一律で決まっていればこんなことで悩まされなくても済むのにねーと思う母でした。

 

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