ドウロ、トラズ・オズ・モンテス地方の愉しみ方

ポルトガルで銀行口座を開くならどこ?

2020/08/28
 
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朝何気なく銀行口座をホームバンキングで確認すると、デビットカード発行手数料が差し引かれていることに気が付きました。銀行口座を開いた時には事前に情報収集して、手数料(口座維持、送金等)を取られることのない銀行をわざわざ選んで口座を開いた訳で、まさかまさかの手数料!びっくりして、ネット検索してみると、今年2月に私が使うBanco cttはデビットカード発行について月々手数料が生じることになったというニュースが…。確かに、先月だったか今月だったか(最近すっかり物覚えに自信がない…)にデビットカードが送られてきて、カードの切り替えなんてあったっけ?と思いつつ受け取ってしまったことを思い出す…。しかも、確認してみると5月末に銀行からお知らせメールが来てたんですね…あー、やられた…我ながらうっかりが過ぎる~!

ちなみに、banco cttだと必ず手数料が取られる訳ではなく、四半期ごとに5ユーロ以上の買い物を20回以上Multibancoカード(ポルトガルでは、どこの銀行で口座開設しようとも、multibanco対応のカードが発行され、国内(基本)どこでもATMで自由に引き出しができ、デビットカードとして買い物ができます)ですればいいらしく、ここのところコロナですっかり外出を控えていた私はほぼ買い物せずでこんなことに…。従って、banco cttに口座を持つことで必ずしもコストが発生する訳ではなく、メインバンクとして普通に使う分には全く問題ないのでしょう。とりあえず、ホームバンキングとして使うだけならコストがかからないようなので、カードをどこかの段階で放棄することを忘れないようにしなければ…。

さて、ポルトガルに来た当初私は、各銀行のサイトにアクセスしてどこに口座を開こうかと情報収集に四苦八苦。ポルトガルでは、口座維持手数料(いろいろあるので注意が必要)を取られるのが一般的で、銀行に貯金しておくと、現在価値に引き直した場合の目減りではなく、低利で利息がつかない中、まさに金額そのものが目減りしてしまう訳で、納得いかん!と怒りにブルブルしたものです(笑)。とは言え、クレジットカードで大体用が足せたので(別の手数料を徴収されていた訳ですが…笑)そのうち口座を開くことをすっかり忘却。そして、数年後税務署で開業登録をする際に銀行口座が必要と言われて、2,3年前にやっと口座を開いたのでした。

とりあえず払わなくて済むお金を払うのは絶対イヤ!なドケチなオバサン、今回もとっととネット検索。以前話を聞きに行ったこともあるAtivobankもまだ手数料が発生しない銀行の一つになっていますね。ただ私の住むヴィラ・レアルには残念ながら支店がありません…。という訳で、丁度、口座開設から6カ月間は2%の利息をつけてくれるというキャンペーンをしていたので、スペインのサンタンデール銀行(大きすぎて潰せない銀行の一つ)グループのネットバンクOpenbankに口座を開設してみることに。ちなみに、Openbankは、サンタンデール銀行以外のATM引き出しだと無料は月5回までという制限があります。

申し込みは、オンラインで基本情報を打ち込んだだけであっという間にスペインのIBAN(つまりPTではなくENで始まる番号)が送られてきます。その後、1)Video chamada(オンラインで先方と繋がって直接リアルタイムで本人確認をする)又は2)銀行送金+確認書類を送付する方法を選択する画面が出てきて、1)の方法が推奨されており、どんなものか試してみたかったので何度もボタンをクリックしてみましたが、なぜか繋がらず。銀行に「連絡ください」メッセージと更にメールまで送って2,3日放置していたら、やっと先方から電話がかかってきました。1)の方法がダメだった理由は分からないけれど、2)の方法でやってください、とスペイン語訛りのポルトガル語で言われ、送金の上、必要書類を電話で言われたメールアドレスに送ってみました。

その後いくつかの障害!?を経て結局申し込みから口座開設までにかかった期間1週間弱。たまたまかもしれませんが、う~ん、正直システムも人も効率的とは言い難いですな…。どうせなら、N26という外貨手数料もかからないというドイツのオンライン口座にすればよかったかな…(国籍問わずスーパーマーケットが乱立するポルトガルにおいて、私のお気に入りはドイツ系のALDI。仕事のやり方にお国柄が出ると思い込む私は、住んだこともないドイツの仕事を勝手に信用しています笑)と一抹の不安が…。ま、でも私がOpenbankを選んだのは、一度やってみたいと思っていたロボアドバイザー投資サービスに魅かれたこともあるので、とりあえずは様子見でいくことにします!

 

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