ドウロ、トラズ・オズ・モンテス地方の愉しみ方

ヴィラ・レアルで見るビザリャンイスの黒陶器ーBarro Preto de Bisalhães

2018/04/29
 
ビザリャンイスの黒陶器
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Vila Real(ヴィラ・レアル)地区にあるBisalhães(ビザリャンイス)という村で生産される黒い陶器ーバッロ・プレト、直訳すると黒い粘土・陶土(製品)。真っ黒で何の変哲もない・・・と思われる方もいるかと思いますが、私は最初に見たとき、なかなかいけてないかい!?と思いました。シンプルなので自己主張が激しくなく、民芸品調だけどやぼったくなく、むしろ使い方によってはスタイリッシュ感まで漂う(あ、ちょっと調子にのりました…スミマセン)。何よりもこの陶器、そのまま火にかけて使うことが可能。私もエビやマッシュルームのアヒージョ用にと一つ小さめのものを持っています。

ビザリャンイスの黒陶器

色の違いは焼く前と焼いた後

ビザリャンイスの黒陶器

16世紀には製造が始まっていたされるこのバッロ・プレト。その伝統的製造手法は家族内で承継されてきたようです。そして、その手法は2016年に何とユネスコの世界遺産として登録されました。焼く工程等製造自体は基本的にビザリャンイスで行われていますが、ヴィラ・レアルの街の中心から徒歩2-3分程の所(ヴィラ・レアルのバスターミナル近くIP4出入口付近)に小さな小屋が並んだ販売所があり、そこで製品や、最近では実際にろくろを回しているところを見ることもできます。ヴィラ・レアルにお立ち寄りの際には是非足を止めてみてくださいな。

ビザリャンイスの黒陶器

カメラを構えたら今まで笑っていた顔が急に職人モードに…サービス精神旺盛なおじさん

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